júní 2008アーカイブ

時事ドットコム:タミフルの影響見られず=臨床試験2件公表−厚労省
>偽薬を投与したケースと比較し、睡眠や心電図への影響について、統計的に有意な差はなかったという。


因果関係とは、ある事象間の時系列を伴う依存関係のことを言う。時系列上で前に生起する事象を原因といい、後に生起する事象を結果と呼ぶ。原因となる事象が生起することによって、結果となる事象が生起する。そのため、原因と考えている事象の生起に関わらず同等の結果が出る場合、そこには因果関係は成立していない。因果関係が認められるには、原因となる事象の生起が結果となる事象の生起確率に影響を与えるということを立証する必要がある。

「タミフルを飲んだインフルエンザ感染者が異常行動を起こした。」

この文章は一見、ある因果関係を示しているようだが、その関係性は明示されてはいない。
考えられる原因は「タミフルを飲んだ」と「インフルエンザ感染」の二つであり、まずはそれらが"同時に起こった結果"として「異常行動」が起こっている、と解釈できる。ここではそのどちらがどのくらい影響力を持っているかは示されていない。ここに命題の曖昧さによるレトリックの問題が含まれている。

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