自由という制約
自由とは何か。
束縛から自由になる。
苦悩から自由になる。
貧困から自由になる。
自由とは、常に「be free from 〜」という構文によって成立する。
つまり、ネガティブなものを取り除くことによって自由は獲得される。
体制から自由になる。
常識から自由になる。
過去から自由になる。
不自由さとは、確定=安定した現実へのネガティブ感である。
既成の価値観を否定することによって新しい時代が生まれる。
重力から自由になる。
時間から自由になる。
社会から自由になる。
羽ばたくことをやめた鳥は地面に落ち、灯りは夜を消し去りはしない。
そもそも人はそれ単独では存在できない。
つまり、自由とは本質的に欺瞞である。
自由は、とりあえず特定の何かを否定することによって宣言されるだけで、それ以外のすべてから制約されている。
逆に言えば、何かしら制約があることによって、それ以外の自由がある。
重力によって地面に縛り付けられていなければ、大地を自由に駆け回ることはできない。
世界から自由になれるか。
自分から自由になれるか。
自由から自由になれるか。
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